【今日の相談事例@香港:37歳男性】
住んでいる場所、家族構成が変わると、それに引きずられて
それまでの生活がガラッと一変します。今回は「保険」
職業はメーカー関係、
会社の辞令で、香港勤務を開始して2年目。
やっと出来た最愛の娘のために、保険の見直し、加入が
必要かもしれないと相談に来られました。
保険見直しの前提条件は?何が変わったの?
まずは、下記2点が大きな変化でしょう。
①これまでの夫婦二人の生活から、子供が増えた3人での生活になる。
②生活する国が、日本から香港に移っている。
それに伴って、確認することは
✔︎現在の保障内容 ➝ 保障の過不足チェック!
✔︎持ち家の有無 ➝ 支出・団信のチェック
✔︎香港生活での会社からの保障 ➝ 香港での保障チェック
✔︎残り駐在期間 ➝ 次の変化のタイミング事前予測
✔︎子育ての方向性 ➝ 幼稚園、保育園、ファミリースクール
✔︎教育の方向性 ➝ 公立、私立、インターナショナルスクール
などなど、
相談者が気にしていたことは?
日本では、自分の知り合いから保険に加入していて、
「香港での保険相談は初めてです」
との事でした。
その中で
✔︎海外で保険を見直すメリットはあるのか?
✔︎日本に帰国後も続けられるのか?
✔︎香港の保険は良いと耳にするが、何が良いのか?
✔︎為替リスクは大丈夫か?
✔︎奥さんが英語が苦手で、受取は大丈夫か?
✔︎日本では聞いたことない保険会社だけど信頼できるのか?
✔︎もし、あと1年で帰国したら保険料は払えるのか?
<んーっと、✎メモメモ>
面談の中で、結構勇気を振り絞って来ました・・・と。
どうしても保険にはネガティブなイメージがあるようです。
老後突入までに1億円貯金できますか?
一般的に言われている事で、
「老後に不自由なく生活するために必要な資金は1億円」
と、漠然と聞いたことがあると思います。
本当に必要なのでしょうか?
「生命保険文化センター」の調査によると、
✔必要最低限な老後の場合:6,600万円
✔ゆとりのある老後の場合:10,620万円
が必要だと感じている人が多いようです。
☆22万円/月✕ 12ヶ月 ✕ (90歳−65歳) = 合計6,600万円
☆35.4万円 /月✕ 12ヶ月 ✕ (90歳−65歳)= 合計10,620万円(約1億円)
つまり、最低6,600万円準備できなければ、
・リタイア出来ない人生、、
・老後生活の破綻、、
・親族の視線を気にしながらの生活保護、、
と、将来の生活に暗雲が広がってきます。
まっ、公的なあれが予定通り、出るのであれば
1億円もいらないかもしれませんが・・・若い世代はムリかも。
「時間にもお金にも縛られる現役世代」
目の前のお金のことも、気になることが多い現役世代、
子供への時間、家事の時間、会社の時間、付合いの時間・・・
老後、
やっと、誰にも縛られることなく時間を自由に過ごせるのに
お金の対策を怠った為に、次は「お金」に縛られる・・・
ということが起こってしまいます。
老後、お金に縛られると、その生活費を得るために「再就職」
そして、また時間に縛られる・・・孫にお小遣いすらあげられない。
家族が遊びにも来てくれない・・・寂しい老後生活。
対策さえしていれば・・・
会社を円満退職し、第二の人生でやりたかった旅行三昧、
好きなカバンを手に海外旅行、ハンドル握り日本旅行。
生き生きしている、おじいちゃん、おばあちゃんを見て、
キラキラした目のお孫さんが駆け寄ってくる・・・充実の老後生活
どちらも、あなたが選択できる人生です。
10分間ライフプランで全体を見渡す。
一部の人は、ファイナンシャルプランナーに依頼して、もしくは会社の研修で、
ライフプランを立てたことがあるかもしれません。
いかがでしたか??
時間だけ掛かって、残念な気持ちになった人も多いと耳にします。
それとは違い、私たちが時間を掛けるのは「家庭に合った対策案」探し!
その為、ライフプランで全体を見渡す為にかかる時間は「10分間」
「人生天気予報10分ライフプラン」です。
もし今のまま何もせずに生活を続けた場合の収入と支出を
見える化してみると・・・下図の左上には「雨マーク」
<収入充実の現役生活 ➝ 対応不十分な老後生活>
そして、今回の対策として登場したのが、香港でしか加入出来ない
「固い運用」と「掛けた自分が貰える保険」を当てはめてみると・・・。
下図の左上には「晴れマーク」
<収入充実の現役世代 ➝ そして充実した老後生活>
家計の支出調整も若干しましたが、老後所得や年金額に
気兼ねすることなく使えるお金が確保できる事が分かりました。
置き場所を変えるだけで年4%運用、お金も笑顔に!
では、どんな対策を実行したんでしょうか?
・若干の生活コストの調整
・銀行に眠っているお金の目を覚まし、現金を散歩させます。
(つまり、年利0.15%の睡眠状態から、年利4%の活動状態へ)
・いつもの積立貯金を香港の積立保険(元本確保)に変更
4%の威力は・・・
日本人(私もそうでした)が、年利4%と聞くと、投資商品か?と
怪しむ人と、そんなにあるの?と驚く人がいます。
私は前者で、怪しんでいましたが(笑)詳しくはまた後日。
4%の年利で、100万円を複利で運用すると!?
・10年間運用すると148万円(約1.48倍):住宅準備資金
・18年間運用すると202万円(約2.02倍):教育準備資金
・30年間運用すると324万円(約3.24倍):老後生活資金
となり、将来とてもお金の必要な時期に、十分な結果で応えるような
頼もしいパートナーに育っています。
単純な預貯金のように、お金をニートにせず、安定的に活動させて
置くことが重要です。
奥様の心強い同意と子供への愛情
ご主人の背中を押してくれました。
ご家族を表で支えていらっしゃるのが、ご主人だとすると、
縁の下の力持ちは、奥様でしょう。
更に、より現実的な生活に落として物事を判断できるのも
奥様のチカラを借りることになります。
海外で生活していると、日本とは違い「物がどんどん高騰する」
肉も、野菜も、果物も、文房具も、外食も・・・
みるみるうちに、口座残高を減らし、財布を軽くしていきます。
生活の中で、その変化を痛感している奥様が、今回はご主人の背中を
押してくれたようです。
世の中の変化を肌で感じ、子供の将来がよりグローバル化された世界に
なることを想定し、日本円だけでなく海外の通貨を持つ事を選択されました。
オススメ出来るポイントを2つほど・・・
今回、思い切って個別相談に来られたようですが、率直に良かったと感じた
部分を2つほど教えて下さい。
①日本の金融商品が増えない理由がわかった。
②金融商品を選ぶだけではなく、海外の銀行のこと、税金の注意点、
ライフプランから見えるお金を動かすタイミング、など全体を見ることが
出来て将来のサポートに期待できる。
と、ご感想を頂戴しました。
国際派FPイチロー
追伸1:まずは知ること!
あなたも知っている、こんなコトワザがあります。
「百聞は一見にしかず」
100回の噂話しに耳を傾けるより、実際に1回試そう!
と言う事です。
皆知っています。私も知っています。あなたも知っています。
行動デキる人は悩みの解消が上手な人ですね。